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Chocolateの楽園を目指して

-楽園を目指す過程での試行錯誤を記していきます-

消費税増税のとき、税率の差分と実際の価格の差分が違うのはなぜか??

雑記

消費税増税の政策が出るたび、
増税によって家計の負担はこれだけです!という試算の記事を見ます。
その時、試算に使われる数字は、
単純に変更前の税率と変更後の税率の差分で計算されており、
負担額はまだ大したことないように公表されます。


ですが、実際増税が開始されると、
消費者が支払う額は税率の差分以上の額を支払うことになります。
消費税5%から8%になったとき、え!?聞いていた話と違うじゃん。
税率の増加分以上に消費者の負担が増えていることに気づきます。


なぜ、税率の差分と実際の価格の差分にずれがでるのか?ということですが、
これは単純な話で、消費税は加工する段階が増えるほど、必要な原料品が増えるほど、
その度に加算されていくからです。
消費税に複利効果が働き、金額が雪だるま方式に膨らんでいきます。


試算するとこんな感じです。
原材料費が製品の1/3を占めるとし、原材料に消費税がかかるものとします。
まず1段階目に原材料1ができます。
次2段階目は、原材料1を2つ使って原材料2を作ります。
さらに3段階目で、原材料2を2つ使って、製品を作ります。
このケースで試算します。(小数点は第1位を切り上げ)

  • 消費税無し

原材料1: 原材料費:100 / その他費用:200 / 原材料1の価格:300
原材料2: 原材料費1×2:600 / その他費用:1200 / 原材料2の価格:1800
製品  : 原材料費2×2:3600 / その他費用:7200 / 製品の価格:10800

エンドユーザー(消費者)の支払額:10800

  • 消費税8%

原材料1: 原材料費:108 / その他費用:200 / 原材料1の価格:308
原材料2: 原材料費1×2:666 / その他費用:1200 / 原材料2の価格:1866
製品  : 原材料費2×2:4031 / その他費用:7200 / 製品の価格:11231

エンドユーザー(消費者)の支払額:12130

  • 消費税10%

原材料1: 原材料費:110 / その他費用:200 / 原材料1の価格:310
原材料2: 原材料費1×2:682 / その他費用:1200 / 原材料2の価格:1882
製品  : 原材料費2×2:4141 / その他費用:7200 / 製品の価格:11341

エンドユーザー(消費者)の支払額:12476


消費税0%~8%の差額:864
実際の差額:1330

消費税8%~10%の差額:243
実際の差額:346



こんな感じで、加工に段階が踏まれていくたび、品物が増えるたびに、
エンドユーザーが支払う税込額はどんどん増えていきます。
本当は、企業努力で増税分がそのまま価格に反映されることがないと思いますが。。。
8%に増税されるときも、価格をどうするのか、奮闘する企業の特集などニュースでよく見ましたね。


消費税増税の負担の試算記事の筆者は、
これらの事実を分かっていて、わざとミスリードを誘っているのだと思います。
増税してほしい人たちが多いですし。。。


このように、消費税増税などは、
最後の価格だけを見て単純計算していると、予想に反して痛い目をみますので、
気を付けましょう!