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Chocolateの楽園を目指して

-楽園を目指す過程での試行錯誤を記していきます-

「いい映画」と「面白い映画」と「楽しい映画」はちがうもの

最近、日本映画について、のエントリーがはてなブログで話題になっていて、
私も昔は映画好きだったので、少し読んでいました。
(恋人ができてから、結婚、子供ができたに至る今、そしてこれからも、しばらく見れそうにはありません…)


私が読んだ記事では、
邦画はもうつまらない、面白くない、なぜそんな現状になったのか?みたいなものが多く、
邦画の今が残念に感じますね〜。


最近観た邦画(テレビが多い)は、
「白ゆき姫殺人事件」、「天地明察」、「土竜の唄」、「清須会議」とかくらいですかね。
私は、「天地明察」と「清須会議」が面白かったです。
他も普通におもしろかったです。
映画館に行ったのは、「PSYCHO-PASS」でしたね。


それで、
いろんな人の意見を聞いて思うのが、
邦画に限らないですが、評価軸とその重さがかなり違うので、
自分に合う映画が他人に合うとは限らないことです。
当たり前ですけど…


評価が高い映画の表現として、
「いい映画」と「面白い映画」と「楽しい(悲しい)映画」といった言い方になると思います。
たぶん、これらの表現はニュアンスがかなり違うと考えています。
また、それぞれ独立した評価軸と考えます。


「いい映画」とは、
アカデミー賞などで表彰されるような、
観る人にストーリー、登場人物の心情が、自然に伝わるカット割り、演技、演出、など
作品として質が高い時に使うことが多い表現だと思います。
ヒューマンドラマ系とかでしょうか?
「アメリカンハッスル」(無冠でした…)とか、「グラン・トリノ」とかです。


「面白い映画」とは、言い換えるなら興味深い、知的好奇心などをくすぐられるような映画だと考えます。
「イミテーションゲーム エニグマと天才数学者の秘密」とか「天地明察」とかでしょうか?


また、「楽しい(悲しい)映画」とは、
単純に感情が揺さぶられることが多い映画のことだと考えます。
バイオハザード」とか、ただ格好良く敵を倒しまくる映画とかが当てはまります。


この3つの軸で考えた時に、
映画ファンといえる人たちは、「いい映画」と「面白い映画」に重きを置きます。
でも、普通の人たちは、「楽しい(悲しい)映画」に重きを置きます。
当然、これらの要素は重なるので、全ての軸で評価が高いと大ヒットになるんだと思います。


なので、
こんなに「いい映画」なのに人気がない、
「楽しい映画」なだけなのに人気、評価が高いみたいなことになっていきます。
今の時代、
様々なコンテンツが溢れ、価値観が多様化しているので、
こうなるのは仕方のないことです。
となると、それぞれ軸で勝負している映画は、
人の分散を招き、徐々に予算がなくなり、質も落ちていくことになっていきます。
また、日本のみという少ないパイの上で、不景気も重なっているので、
よりこの傾向は顕著になりますね。


「楽しい映画」しか、基本見ない人でも、
「イミテーションゲーム」とか「私の中のあなた」とか、違う評価軸の映画を見せると、
よかったよ!と感想を持つので、
好きな評価軸以外の映画を観れるきっかけがあれば、
もっと盛り上がると思いますね。
邦画はこの違う軸への壁が、洋画より高い気がします。
ここを、映画製作者も観る人達も寄り添っていければいいんですが、
どうすればいいんでしょうか??
難しいですね…


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